海外不動産投資についてのコラムです。

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海外不動産投資 (1)

海外不動産投資(1)

銀行金利の低い日本、年金も当てにならない昨今、どうにかして老後の心の支えを得たいものです。

不動産投資の利点は、キャピタルゲインとインカムゲインが両方狙えるということです。

更にそれが海外不動産となると、景気の動向が一方向ではないのでリスクを分散できる利点もあります。
つまり世界という視点で見ればどこかは必ず景気が良いということです。

だから海外不動産投資とはリスク分散型投資の代表格ということになるのでしょう。

皆さんの中でも海外不動産投資をしてみようかなと思っている方も多いでしょう。

水を差すわけではありません。

不幸なことに悪徳業者引っかかってしまった人もいます。これからその方のお話しをします。

皆さんは、こういう業者にはだまされないよう、くれぐれも気をつけてください。

ある日本人がある日本の海外不動産業者からラスベガス郊外のあるマンションの一室を2、000万で買いました。
でもそこは本当は現地流通価格500万円程度で買える部屋でした。

郊外というのがミソです。

ニューヨークでもホノルルでも市内なら日本語の話せる業者がいたり、市場が明朗だったりします。
でも郊外、情報は必ずしもオープンには掴みにくいのです。当然日本人の業者もほとんどいないので、不透明なのです。

ともかくその方はその海外不動産業者の営業マンに言葉巧みに勧誘され、その500万円の価値しかない2,000万円のマンションを購入しました。
住むためではありません。
その方は海外不動産投資としてそこを購入したのです。

購入の決め手はこのマンションには月々15万円の家賃保証が5年間ついていたことでした。
つまりインカムゲインがあるマンションとしての販売です。
利回りは単純計算しても9%です。

そして所有権のある不動産は最終的には売却してキャピタルゲインも期待できます。
アメリカは中古マンションでも値が上がります。

そういう両面からの老後の希望の投資として購入したのです。
しかしこの海外不動産業者は悪徳業者でした。

市場価格500万円のこのマンション、実は本当の家賃相場は5万円程度です。
家賃保障は15万円ですから、つまり残りの10万円は業者が負担して、オーナー様に振り込んでくるのです。

悪徳業者?

残りを負担して家賃保証をきちんと守るだなんて、とても良い会社じゃないの?

そうですか?
業者は負担分10万円×12ヶ月=120万円を、家賃保証してある5年間オーナー様に支払い続けます。120万円×5年=600万円です。
そういうことです。

一見親切に赤字分を補填しているように見えて、実は500万円+600万円=1,100万円のマンションを2,000万円で売ったことと同じことなのです。

900万円丸儲けということです。

しかも問題は5年後に間違いなく起こります。

5年後、、、、。

契約が切れた時オーナー様はこのマンションの本当の価値を知ることになります。
家賃相場、市場価格、、、。
今までどおりの家賃は取れません。

売却を考えます。

しかし、、、、5年前実際販売価格500万で買った部屋です。
それを2,000万円で、、、、やはりそれは無理です。

対してその悪徳海外不動産業者は利ざや900万円をポッポです。

うまい話にはくれぐれもご用心です。