どうか気楽に、どうかそのまんまでお寄りください。

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ハワイ不動産情報とコラム

海外ロングステイ相談室

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ハワイ諸島主要8島、ニイハウ、カウアイ、オアフ、マウイ、モロカイ、ラナイ、カフォラフェ、ハワイ。

このうちロビンソン一族の個人所有であるニイハウ、そして古くは王国の流刑地として後日は合衆国の軍演習場となったカフォラフェ、それ以外一般に出入り自由な島は合計6つ。

そういえば僕が訪れたことがあるのは、そのうちのたった半分の3島だけです。
オアフ、マウイ、そしてビッグアイランドの3島だけ。

行ける機会は何度もあったのだけど、何故かいつも土壇場でスケジュールが合わずやむなく延期になったままでいます。

カウアイ島プリンスヴィルにあるコンドミニアムの売却の仕事をさせていただいた時も、ホノルルからリフエに向けてチケットを取る寸前までいっていたのに、、、。
残念、、。

たぶん(いや間違いなく)毎年のようにハワイに行かれているあなたよりも、僕はハワイのことを知らないでしょう。
もちろん僕自身3島だけとはいえ、ハワイへの渡航回数だけは相当なものになってはいるはずです。

でも如何せんいつも到着するとすぐ空港からレンタカーにのり、まっすぐ業者のオフィスへ、それをいくつも梯子した後には今度は現場へ出向きます。
仕事が終わり宿泊先に着くのは10時を回っています。(もちろん夜です)
渡航回数の割には、ビーチもゴルフ場もショピングも、長い間ご無沙汰です。

ですからそういう理由で、海外ロングステイ相談室のホームページにもブログにも、いわゆるハワイ関連のブログによくあるレジャー情報がないのです。

決して真面目ぶっているのではなく、単純に僕自身そういうことを知らないのです。
知らないことは書けません。
残念、、。

ハワイを、海外を、「楽しむ」のは、皆さんです。

海外ロングステイ相談室

我々業者の仕事とは、その「楽しみ」を得られる環境をつくるお手伝いをして、そしてそれが恙無くうまくいくよう、裏方として万事手配コーディネートすること、しておくこと、だと思います。

役者が自分の芝居に自分で酔って、自分だけが楽しまないようにしている同じことが、我々業者にも求められるのだと思っています。
今この時たっぷりと楽しまれているお客様が、素敵なレストランとかレジャーの情報を教えてくれます。

それを聞いているだけで楽しくなってきます。

わくわくしてきますし、何よりたっぷり楽しまれていること、そのことが嬉しくて嬉しくてたまりません。

そのヒップな情報を、今度は僕があなたへとお伝えます。

もちろん僕はそれを体験していません。
体験するのはあなただけの特権なのです。

我々業者の仕事とは、最初と最後に必ず必要となりますが、お客様がもっとも楽しまれている真ん中の時間には必要ありません。
また必要がなくなるようにしておくことが、よい業者の証だと思っています。

我々が必要ということは、今何か問題が起こっている、そういうことだからです。
不動産一つに関しても、例えばその購入時、日本では契約というと売主(もしくは業者)が作成した既に完成している契約書の内容に対して、判を押すようですが、ハワイでは買いたい人が自分オリジナルの購入希望内容で売主へと希望書を提出します。(これをオファーといい
ます)
希望書にたくさんの希望内容をこれでもかと書き入れます。
希望金額はもちろん、例えば、「自分は現在日本に住んでいるので物件をまだ見ていない。
だから2週間以内にそちらに行くので、そして見て気に入ったら買います。」、そういう要項がのっていることも有りますし、他には、「測量費用、清掃費用、シロアリ検査費用、登記費用、その一切について買主は負担しない」、そういう一方的とも言える記載だってあります。
(この辺りが、言わなきゃ損、なアメリカ式ですね)

つまりこの場合には、売買金額がいくら高くても売主の手取りは相当低くなるということになります。
(だから逆に売却時にも、そのオファーに対して、金額以外の面も全てチェックする必要があるのです。)

オファーする時には白紙を埋めていくわけではなく、一応定型契約書があります。
しかしそこに予め記載されている買主希望要項だけでも既に70項目以上あります。
その上別紙にて、それぞれの購入希望条項を当然のようにつけてきますから、全て読むだけでも一苦労です。
そして希望書を受取った売主は、買主に対して、今度は自分の希望を入れた修正案を提出します。(これをカウンターオファーといいます)

契約締結までにはそういうやり取りを何度も繰り返し、最終的に妥協案が見出せた時点でその書面に両者がサインします。

そしてこれが契約書となります。

ですからあちらの場合には、日本のような乙だの甲だのといったいかめしい文字で格式を保った、整った契約書ではなく、行ったり来たりが多い分たくさんの書類が添付され、いたずらに分厚くなったお世辞にもきれいとはいえない書類の束が、契約書となるのです。

このように契約ひとつとっても、やり方がまったく違います。

ですから我々業者がお客様のためにすべきことは、このオファーの場合は、まずは相手サイドに受け入れられそうなギリギリな線で、お客様優位なオファーをアドバイスすること。

その上でハワイの文化面まで踏まえて、予め強く主張しておかなくては損をするかもしれないこと、そういうことをまで踏まえたアドバイスをしつつ、カウンターオファーを繰り返し、マクロでそのやり取りをお客様優位に持っていくお手伝いすることが我々の仕事と捕らえておかなくてはいけません。
(ただ翻訳文をお客様に渡しても意味はないと考えています。他言語で書かれたものには必ず文化面での解釈の違いがあり、そこまで翻訳することは困難です。だからこういう時だけは、敢えて踏み込んでアドバイスしなくてはならないと思っています)

学校一つ選ぶにしても、たとえば60歳のあなたと、12歳のあなたでは学びたい内容も違うでしょうし、そもそも学校そのものに求めるものが違っているかもしれません。
ある人にとっては、学校とは学問の追及そのものであり、ある人には人との出会いの場としてであったりするでしょう。
そういうことを踏まえた上でスクール(とそれに付随するナニか)を探すこと、たくさんある中から、そこを見つけ出すことが私たちの仕事の本筋でしょう。

更に、学校探しだけでは完結しません。
住居、ビザ、などもコーディネートしなくてはいけないでしょう。

だってこれは海外ロングステイだからです。

学校だけ、不動産だけ、そういうことではなく、お客様の目的の遂行のために必要なら、学校も、不動産も、なのです。

そして、、、、

海外ロングステイが順調にまわり始めたら、我々はもう必要ありません。

お客様が現地で友人をつくられ、新しくオープンしたレストランに行かれている頃、
我々はまた新たなお客様の土台をコーディネートしています。

ここは海外ロングステイ相談室です。

海外への入り口と出口、そして困った時には、どうか気楽に、どうかそのまんまでお寄りください。

そしてその後は、そんなこともあんなことも、もちろん「相談室」のことも、もうすっかり忘れてしまって、
ただ思いっきり海外を楽しんじゃってください。